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* category: ヘッドホンアンプ

Audinst HUD-mx1のACアダプタ変更 

トランス式ACアダプタへ変えると音は良くなるか?”の実験レポートになる.
Audinst HUD-mx1に付属するACアダプタはスイッチング電源.電源はオーディオの要と良くいわれるがトランス式ACアダプタと比較してみた.

ジャンク箱をあさってみたところ,HUD-mx1の要求スペックにマッチしそうなトランス式ACアダプタが見つかった.YAMAHAのPCスピーカーに付属していたもので記載される仕様は12V/850mA.
P1000469.jpg
早速双方を繋ぎ替えて聴いてみる..ムム?..劇的に音質が向上するだろうという期待を裏切り,その違いは認められなかった.
ここで,終わっては面白くない.
という訳で,トランス式アダプタのパーツをアップグレードで音質向上を探ってみることにした.

下の画像はトランス式アダプタケース内の回路基板(改造前)とその回路になる.
P1000464.jpg
↓クリックで拡大表示
100313AC電源

電源回路でいうといわゆる平滑回路のみになる.二次電圧をブリッジ整流し,コンデンサでリップルを低減する仕組み.定電圧回路は入っていないので負荷電流が850mAのときが出力電圧が12Vということになる.つまり負荷電流が小さいと電圧は高くなるのでACアダプタの表示を鵜呑みにしてはいけない.
ちなみに,出力DC12Vと表示されるこのACアダプタをHUD-mx1に繋げたとき,出力電圧は実測16.6Vだった.

加えて,HUD-mx1内部の電源レギュレータ出力電圧は12V.入力/出力電圧の電圧差は熱に変換されるので(=電圧差が大きいほどICは発熱する)ケース内部温度の上昇に注意して欲しい.

パーツアップグレードの話題に戻そう.交換する対象はトランスを除く全てのパーツだ.

・整流ダイオード:一般ダイオード → ショットキーバリア・ダイオード
・電解コンデンサ:中国産・YAGUANG製 2200μF/25V → 国産 3300μF/50V
・コンデンサ:セラミックコンデンサ0.1μF → メタライズフィルムコンデンサ0.1μF

P1000466.jpg

仕上がりはこんな感じ.
画像だとコンデンサがケースと干渉するように見えるが,クリアランスは確保され防爆弁に影響はない.

P1000467.jpg

一昼夜エージングして再度アダプタの比較試聴.

おぉー,明らかに音質は変わった.スイッチング電源と比べ解像度が格段に上がりボーカルのフェードが綺麗に再現される.ここまで音質レベルが上がれば聴きなれているディスクリートHPAと大幅な差を感じていた不満は無くなった.

ここに至るまでの経緯をまとめると,
メディアプレイヤーの変更(Win32のミキサーをパス)
DAC部OPアンプ交換
・ACアダプタ交換+改良(最低でもショットキーバリアダイオードへ交換)
の三点セットを施すことで,HUD-mx1はハイグレードのUSB-DACヘッドホンアンプに仕上げることができる.

特に今回の電源改造による音質向上はめざましいものがあった.
HUD-mx1の外部電源仕様は,内部三端子レギュレータにより電圧を安定化する方式なので付属のスイッチングACアダプタを良質なトランス式ACアダプタに変えるのが最も手軽なアップグレード策かもしれない,

参考まで,トランス式ACアダプタへの変更を考えている方は,アキバのジャンクか品揃えが豊富なサウンドハウスあたりで物色してはいかがだろうか.なお,アダプタの改造は感電や火災などに繋がるリスクを覚悟のうえ,自己責任で.※一度通電したACアダプタを改造する場合,作業前にコンデンサの放電をしないと感電する恐れあり


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究極の音を求めてディスクリート電源を作ってみた



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