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* category: アナログアンプ

TUBE-408A Project その3 半波倍電整流回路とは? 





到着待ちのKIT(6J1 Pre-Amp)の電源検討の備忘録になる.
現状を知るということで,単電源12Vから正負28Vを生成する仕組みを纏めてみた.

20170318-fever2.jpg

先ず,外観上の仕様から.青色で囲った部分が昇圧回路.

fever_b_power.jpg

この部分の回路は上図のとおりで「コンデンサー入力倍電圧回路」あるいは「半波倍電圧整流回路」といわれる.
AC入力にコンデンサーが直列に入った回路は,正直馴染みがなかった.それもそのはず,電流がとれないのでオーディオ機器には不向きで,高電圧が必要になるブラウン管時代のテレビの電源部などに使われていたらしい.

正電源の部分で倍圧の動作を見てみよう.

fever_b_power3.jpg


・負の半サイクル:AC12Vのグランド側がプラスのとき、D2が導通してC1 が充電される
※D3は導通しないので,繋がれていないと考える
・正の半サイクル:AC12Vのグランド側がマイナスに変わると,ACの電圧とC1の電圧が直列になり,D3のアノード電位がプラスにレベルシフト
・C2には直列になった電圧,すなわちC1に蓄積された電圧の倍で充電される

ただし、、、以上は,出力に負荷がかかっていない状態が前提のはなし.

実際は出力端子に何らかの負荷が接続されている.
この負荷が重いとき,実際はC2に向かった電気の一部は負荷で消耗し,C2の充電電圧目標値を達成できないことになる.倍電圧整流回路は”大きな出力電流を取り出すには不向き”というのは理由は構造的な問題だったのだ.

故に

・電源から充分な電流の供給
・コンデンサーの容量を充分に大きくとる

を考慮する.

更に,コンデンサーの充電サイクルが全波整流の1/4,半波整流の1/2しか充電サイクルになるので,同一のコンデンサー容量で他と比較した場合,出力電圧リップルが大きくなる.

このため,基板外観の赤枠で囲んだリップルフィルター回路によりリップルを低減しなければならない.


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