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* category: DAC

はじめてDACをつくってみる(1) 

安物CDプレイヤーを買ってしまったばかりに,勢いでDAC (digital to analog converter)まで手をだしてしまった.
これにより,CDプレイヤーはCD原盤に書き込まれた信号を光学ピックアップで読み出すだけの役割となり,CDソースそのものの音質を決定づけるのは,このDACになる.

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DAC基板は藤原さん頒布の品を利用させていただいた.DAIはDVDオーディオ等の次世代オーディオ・フォーマットに必要な192kHzをサポートするデジタル・オーディオ・レシーバCS8416,DACチップは24ビット8倍オーバーサンプリングの性能を誇るFN1242A.海外チップが幅を利かせているなか国産ICというのは珍しい,またフルーエンシー型ディジタルフィルター搭載というのが特徴で,音質は,自作DACマニアの間でも好評のようだ.

製作作業は順調に進んだが,さすがにFN1242のマウントだけは神経を使った.パッケージ仕様がSSOPなので,足のピッチの狭さは半端じゃない.
製作手順はこうだ.フラックスをハンダ箇所に塗り,乾かないうちにハンダ付けを終える.ブリッジは気にせず,あとからハンダ吸い取り線で余分なハンダを取り除く.意外に簡単に終えた.

さて,ここからは音質チューニングについての話.
事前の情報収集によると,FN1242Aは電源による音質変化大きいらしい.そこで,アナログ回路の±15Vだけは3端子レギュレータは使わないで,外付けでディスクリート定電圧回路にする方針にした.
画像のように基板の3端子レギュレータ実装箇所にピンヘッダをつけ,ディスクリート定電圧回路を接続する.回路は前作の金田式ヘッドホンアンプで作った回路と同じもので,出力トランジスタはC5198/A1941だ.
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電源トランスは0.2A以上と指定なので,タカチYM200にも入る薄型トライダル(AMVECO社製)を使った.
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パーツ選びと実装に少しだけ気を配った.
抵抗はタクマンのオーディオ用抵抗.デジタル回路には金属皮膜抵抗にしたが(グレー),アナログ回路はボーカル試聴に馴染むカーボン抵抗とした(ピンク).また,チップ積セラはデジタル回路のみ使用.アナログ回路のパスコンは無理やりフィルムコンデンサを取り付けた.もともと自分はアナログ回路のパスコンには積セラは絶対使わない.高域に特有の癖が乗ってしまうからだ.
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半ばバラック状態ながら動作確認を兼ね,安物CDプレイヤーのデジタルアウトをDAC基板に繋いで音を聴いてみた.
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最初の印象は,その情報量の多さにとにかく圧巻された.一言でいえば濃厚.うまく表現できないが”原盤の音デス”的で余計な色付けが排除されたピュアな音質.

制作費はキット基板を含め総額15000円程度かと思うが,ここまでの音質を手に入れることができたのは正直驚き.1500円の安物CDプレイヤーがオーディオ・クオリティにアップグレードできるのは自作の醍醐味かと思う.
残作業は,光受信モジュール回路の追加とシャーシ加工.また,アナログ回路のオペアンプは,とりあえずリニアテクノロジーのLT1364を載せているが,いくつか差し替えて音の変化を探ってみたい.

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