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* category: アナログアンプ

イタリアがやってきた(3)  



前回の記事で,”肝心の音質と回路に切り込んでみたい”と宣言した以上,核心に迫りましょう.

puccini_preamp_schematic.jpg

上の回路図(プリ部)は,ネットで見つけたものだが,実機と照合した結果,正しいようだ.

フォノイコライザーはオペアンプNE5532を使ったオーソドックスな内容.

ラインアンプは,CRによるハイパス&ローパス・フィルター経由し,バッファアンプのあとにボリュームがあるというアクティブアッテネーター方式が特徴的.この方式,市販ではマランツMarantz DAC-1が同じ構成だったような記憶.ただ,前段バッファながらボリューム100Kというハイインピーダンスの採用がイマイチ理解に苦しむところ.そして,ボリューム(アルプス製)を通ったあとはJFETタイプのオペアンプ(TLE2027CP)によるラインアンプになる.
ちなみにTLE2027CPはTLE2028のローノイズ版.最後に電源供給は3端子レギュレーターというローコスト設計(おぃおぃ、、、),

まぁ,これが実態で外観は惚れこむほどの素晴らしいデザインであるものの,中身は大したものではなかった----
が結論になる.

その音質はTLE2027CPの音色が支配的.角が取れた柔らかい音.別な表現をするならば中庸で平凡.電源が比較的強力なことでローの伸びは魅力だが,全体音質はこれといった特徴が無い.悪く評価すると”つまらない”(言いすぎかも、、、、).

楽しく音楽を聴くならオペアンプは交換したい.が所感.




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