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* category: DAC

TDA1543 NOS DAC 

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以前からNOS DACの代名詞「TDA1543」の音質に興味を抱いていたところ,故障したDAC(ジャンク)を手に入れることができたので,修理を試みた.

モノはガレージメーカー.仕様は7mm厚のアルミシャーシ,トロイダルトランス,4パラDAC,同軸入力はデジタル・アイソレート・トランス搭載,OSコン、、、と申し分ない素晴らしいスペックだが,実装は中国?らしく最悪極まりない.
前オーナー曰く購入一週間で故障してしまったというが,それは自然のなりゆきだったようだ.フタを空けてみると配線くずはでてくるし,QFPパッケージのICはハンダが雑で一部足が浮いていた.

回路診断のなかで「トランジスタ不良発見,これで修理完了!」は糠喜びだった、、、、.不良箇所はトランジスタだけではなく,全体をコントロールするプログラムロジックICが逝っていた.最悪、、、(涙).
プログラムソースは不明のこともあり,完全復活は諦めた."同軸入力専用DAC"として再生することに.

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逝かれたCPLD (Complex Programmable Logic Device) は撤去,そこにDAI(DIR9001)を載せるピッチ変換基板を新設し,細かな配線は基板裏面で.

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次はDAI出力先,DAC入力抵抗との接続.オリジナルはCPLD経由となっていたので直結しかない.課題は抵抗類は極小1608サイズの表面実装であること.さてどうするか.当初0.2mmのポリウレタン銅線による配線を考えたが(というか配線してみたが),手間がかかりすぎる.結局は基板上の入力抵抗は使わず,基板増設のうえ普通の抵抗を実装した.

過去に年代モノのアンプ数台を分解・再生した経験はあるが,アナログと違いDACのようなデジタル製品は,その名のとおり「鳴るか,鳴らないか」の二極化であることが難しいところ.データシート不明のICの動作推測,TDA1543は型式によって入力フォーマットが異なるなどいくつかの難局にぶち当たったが,何とか”DACの正常動作=音がなる”に漕ぎつけることができた.えらい時間を費やしたが”意地”というか”執念”の勝利かも(笑).

NOS DACの音質は80年代サウンド.現代DACと比べると個性があって面白い.一言でいったら無骨な音.悪い意味ではなく余計な付帯音を感じず,押しのある力強さが新鮮だ.これはこれで魅力的.
年代モノのTDA1543チップ.DACマニアの方であれば,一台保有する価値はあるとみた.





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