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* category: Vintage-Audio (時代を超えた名品)

LUXMAN C-12 レストア完了! 

画像でレストア(再生)に至るまでの過程を紹介.

■点検・不良箇所の特定
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シリアル番号から推測して81年製?

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シャーシは密閉型のSONY TA-E86と違い両サイドには放熱用のスリットが空いている.おかげで内部はホコリだらけでこの有様.

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これは酷い.ACラインのパスコンは破壊.

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外気に触れやすい位置に実装されている基板はハンダの酸化が進んでいた.洗浄と再ハンダが必要.

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左が本体から取り外したボリュームで,アルプス製のデテント,右は現行流通品のミニ・デテント.ボリュームをまわすと"ジャリジャリ"と音がする.内部が錆びついている模様.


■修理・調整
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ボリュームを分解.案の上内部の金属部には錆びが浮いていた.画像は洗浄後.

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金属面に浮いた錆びをピカールで取り除き,無水アルコールで洗浄する(画像は作業途中).この頃の製品はこのように修理を前提においた設計をしているのでありがたい.

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交換用のACラインのフィルムコンデンサ.同じメーカー,耐圧・容量でも一回り大きくなっていた.

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一方,電源平滑用のケミコンは一回り小さくなって,耐圧が同じ50Vながら4700uFに増量.

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故障の原因は電源部.想定どおり定電圧回路のトランジスタが壊れていた.トランジスタは古いものでディスコンだったが,馴染みのパーツ屋でオリジナルのコンプリを手に入れることができた.

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リフレッシュ後の定電圧回路はこんな感じ.ダイオード,コンデンサ類は全交換.ちなみにダイオードはファースト・リカバリをおごってあげた.定電圧制御ならびにダーリントン・ドライブ用の小電力トランジスタは基板から外してhfeを測ったところ,570前後と正常値.問題無さそうなので温存とした.

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フラットアンプ基板にはケミコン系(含むタンタルコンデンサ)は一切使われておらず,全てフィルムコンデンサやマイカコンデンサという贅沢な仕様.音の良さはこれか?とりあえず,差動増幅回路のドリフト調整用半固定抵抗を交換.

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うれしいことに,このアンプにはヘッドホンアンプ回路が付いている.二石で電圧増幅してからプッシュプルエミッタフォロワで電流増幅というアンプとしてはベーシックな回路.
基板上のケミコン類は全交換.ちなみにこのアンプは意外に音が良いがSN比が悪く無音時のサーノイズがマイナス点.そこでトランジスタをC1815/A1015のローノイズ版に交換.静寂かつ一段上の音質になった.

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ついでにリヤパネルにあるヘッドホン端子は腐食が激しかったので金メッキの端子に交換.ボリュームもガリがあり交換.

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火入れして,各部電圧チェック,ドリフト調整して作業完了.

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ノブ類は取り外して洗剤を入れたビニル袋に半日漬け込んで前オーナーの汚れを水に流す.徹底的にクリーニングした甲斐もあり外装は30年前のアンプには見えない.

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LUXMANのデザインは好き.このアングルがいい.

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