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* category: ヘッドホンアンプ

JFET差動増幅入力段+MUSES8820 HeadPhone Amplifier  

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MUSES8820を使ったヘッドフォンアンプ製作は,いよいよ仕上げ段階のケーシング.毎日使うものだからこそ野暮ったいデザインはイヤ.市販品に負けまいと電源スイッチ,ボリュームノブなど見た目にかなりこだわってみた.ちなみにボリュームノブはアルミ無垢でマルツ@300円.
ケース本体の材質はプラスチックなので加工自体は簡単だが,頭の中にあるアイデアと現物合わせをしながらの実現作業は,型紙作ったり,地味にヤスリがけしたりと意外に時間と手間がかかる作業の連続.出来上がりは画像のとおりナット類が一切見えない外装.自分的にはイメージどおりに仕上がった.

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さて,最後まで悩んでいたのは電源.MUSES8820の最低動作電圧は±3.5Vとなっているが,音質的には±6V以上がいい感じだ.最終仕様はバッテリー(8セルの006P型NiMH9.6V※画像は7セル)2本を直列にして18V.トランジスタを使った正負分圧回路で±9Vをメイン基板に供給する方式とした.
ところで,006P充電池の欠点は容量.大容量とうたったものでも200mAhしかない.ちなみに,このHPAの全消費電流は無信号時で23mA,通常再生状態で40mA程度なので,バッテリー動作時間は4~5Hくらいだろう.そこで今回は外部から充電できるよう簡易充電回路を搭載してみた.ただ,1/2Wの抵抗が手元に無く回路は完成に至らず.充電動作確認は来週に持ち越しに.

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ケースはタカチのSW120.DAPとほぼ同じ大きさで,ポータブルとしてはこの大きさが限界かも.
最後に使用感はというと,JFET差動増幅入力段+MUSES8820の音はズンと重い低音再生能力,モニターライクな解像度の高さ,音の広がり感と艶っぽさはハイエンドOPアンプ”OPA627BP”を凌駕するレベルではないかと思う.
過去に作ったアンプのなかでは,携帯性に優れたオールディスクリHPAと少々重いが音が良いこのHPAが常用になりそうだ.

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この記事に対するコメント

こんばんわ。はじめまして。
公開されている回路図で、自分も似たようなHPAを作りましたが、良い音が出ますよね。
ポータブル用途のケーシング+電源構造とのことですが、かなり精度の高い加工に見えます!小さく納めるのも良いですねえ!

URL | おによめ(らんてす) #- 【2010/06/13 03:45】 *編集*

おによめ(らんてす)さん
コメントありがとうございます.
LH0032に代表されるバイポーラの音は華やかかつパワフル,それはそれで魅力的ですが,”響き”に代表される空気感や残響のフェードの再現性は総じてFETが優れていると自分的に思っています.
これは,とある記事で読んだ記憶がありますが,増幅課程における歪が,半導体の素子毎に特徴がありFETや真空管は聴感上,良い音色に聴こえる歪みだとか.
理論はさておき,自分の耳を信じデバイスを取捨選択していますが,結局のところ良い音に感じるOPアンプはFET入力に傾く傾向があります.
FET入力段追加の企画は以上の背景や経緯により,いつかは組んでみようと思っていた回路でした.ちなみにMUSES8820は素やバイポーラバッファの組合わせのままでは,多分封印されたでしょう(笑).製作は素子の選別やドリフト調整など少し面倒ですが,JFET組合せは互いの特徴が優位に働き,高額高級OPアンプを凌駕する音質ではないかと思います.
話は変わって今回のポータブルHPAの電源&ケーシングは手間が半端でなくホント大変でした.アルミ筐体なら加工は更に大変なので,途中で放り出していたかもしれませんね.


URL | analogdevice #- 【2010/06/13 05:32】 *編集*

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