* category: イヤホン・ヘッドホン・スピーカー
サブウーファー FOSTEX PM-SUBmini2 レビュー
2017.01.31
Tue.
22:20
スーパーウーファー,サブウーファー,アクティブウーファー,いろいろな呼び方があるが要は低音域の増強を目的にしたアンプ内蔵のスピーカーを指し,各社から様々な製品がだされている.

例えば,我が家にあるサブウーファーの1台がこれ.ヤマハ YST-SW225 (生産完了品).
20cmのドライバーと120Wのパワーアンプを内蔵し,ヤマハお家芸であるQD-Bassテクノロジーを採用.
確かに量感たっぷりで迫力ある低音は映画を観るには貢献度大だが,オーディオ的には締まりのなさと音の遅れがいただけない.バスレフポートに吸音材を入れダンプすることで,いくらか改善することは過去記事とおり.

一方,このたび購入したのは,スピーカーメーカーの老舗 FOSTEXのPM-SUBmini2 だ.
同社の小型高音質アクティブ・スピーカーPM0.3/PM30G/PA-3/PM0.1との組合せに最適化されたアクティブ・サブウーハーとしての位置付けだが,ローパス周波数や位相など各種設定ができるので,私のようなキューブスピーカーの低音補強にも使える.
肝心のドライバーであるウーファーは13cm.心もとなく,ぜんぜん期待はしていなかったが,これを裏切るポテンシャル!
ローレンジの製品とはいえ,スピーカー専門メーカーの意地を感じた出来栄え.正直”買い”と評価したい.
ウーファーは13cmだが,おそらくらコーン紙の質量を重くすることで,ロー再生能力を引き上げているのだろう.また,密閉式はバスレフ式の迫力ある低音と対極する締まった音質で,つながりが非常に自然だ.
デザインは黒一色,サランネットもなく質素極まりないが,1万ちょいでこの音質を考えると目をつぶるべきだろう.
「FOSTEXの開発技術者の皆様,良い商品ですよ!」 素直に開発に至る努力にエールを送りたい.
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