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TDA1543 DAC TIPS 

P2000660.jpg

何とか音が鳴るまで漕ぎつけたTDA1543,最終仕上げは電源スイッチやLED表示周りの修復.画像のとおり完了した.記事はこの備忘録になる.

そもそも電源スイッチやLED表示はCPLDによってコントールされていた.しかし,肝心のCPLDは撤去してしまった.ゆえに電源すらいれることができない状況からのスタートなのである.

ここは知恵を絞るしかない(汗).

課題はモーメンタリースイッチで電源オフオンできること.ワンプッシュで電源ON,もう一度ワンプッシュすると電源OFFという仕組にするということだ.面倒なのでパネルに穴をあけメカニカル動作のトグルスイッチを付けたくなるが,ここはぐっと我慢.

P1020148.jpg

最初にしたのは,スイッチ部の加工.押すとグランドに落ちる仕様だったので基板から足を浮かしてリード線を引き出した.モーメンタリーSWをトグルSW動作にするための準備作業になる.

P1020156.jpg

次は,モーメンタリーSWで電源ON・OFFできる回路の追加.新たにユニバーサル基板でおこした.
回路はトランジスタ3石+リレーによって,モーメンタリーSWであってもトグルスイッチ動作する.ワンプッシュで電源ON(リレー動作),ワンプッシュで電源OFF(リレー解放)となる仕組み.

P1020157.jpg

ついでにTDA1543 出力部のカップリングCを増量ならびにRCA端子への配線材を銀メッキ線に新調.
とりわけカップリングCは音質に大きく影響することがわかった.オリジナルは0.1uFの積層セラミックC(チップ)だったが,これを”最終的に”2.2uFのフィルムCに換装したのが音質向上のポイントになる.ただ実装スペースが限られているので,画像のとおりアクロバチックな取り付けになってしまった.

参考まで,あえて”最終的”とのべたのは,実は同容量のチップタイプ・フィルムCへの交換もしたのだが.どうもしっくりこなかった.積セラと比較しクリア感はあるが何かモノ足りない.音楽の躍動感が伝わらない.そしてリードタイプの2.2uFに交換したところ劇的に音質が豹変した.空気感というかリアルさがこれまでとは全く別もの.音楽を聴く気にさせる.

容量の差はローカットポイントだが,これだけではない印象を受ける.TDA1543のI/V変換は抵抗だけで構成され,それにカップリングCという非常にシンプルな回路.ゆえに個体パーツの質が音質全体に大きく影響するのかもしれない.

故障したDACが息を吹き返した.しかもオリジナルを超えた音質に仕上がったと思う.










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