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* category: ヘッドホンアンプ

HUD-mx1用ディスクリート電源 

電源ネタは今回で最終回.
HUD-mx1の外部電源を付属のスイッチング電源をトランス電源(改造)に変更することで音質が飛躍的に向上したことをレポートしたが,更なるグレードアップを目論み”本命”ディスクリート電源を作ってみた.

P1000481.jpg

ケースサイズは130mm×40mm×80mmとHUD-mx1より一回り大きい程度.コンパクトに仕上がった.

P1000482.jpg

回路は差増増幅型の定電圧回路.藤原さんの頒布基板を参考にさせていただいた.

HUD-mx1の消費電流はアイドル時で150mA程度流れているので,2回路入りのトロイダルトランス出力を並列結線し,300mA供給にした.
平滑回路はショットキーバリア・ダイオード+4400μF,定電圧回路の基準電圧源はTL431,J-FETはK30,小電力トランジスタはC2120/A950,パワートランジスタはC5171で,出力電圧は15~20Vの可変仕様に変更している.
パワトラの消費電力は大音量時で1.5W程度.それなりに発熱するので,画像の取付けを推奨.

P1000480.jpg

早速インプレ.エージングが十分でない状況ながら,その音質はグッと透明度が増したのことがハッキリわかる.音の一つ一つが微細というか非常に滑らかに感じ,ボーカルの残響の余韻がスゥーと消えていく様が心地よい.

ここまでのまとめをすると低ノイズ&リップルと音質は比例するようで,

   ディスクリート電源>トランスACアダプタ(改造)>トランスACアダプタ=付属スイッチングACアダプタ

となった.音質究極を狙うのあればディスクリート電源はオススメ.低音域の再生も改善され別格の音質を愉しめる.

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